物語絵の世界
―静岡県立美術館&佐野美術館コレクションによる
平成22年1月5日(火)−2月14日(日)
昔ばなしの 主人公たち
物語絵の魅力は何より、あこがれの主人公を愛でる愉しみです。さらに、画家が絵の背景に託した工夫も、大きな見どころです。
例えば、在原業平の物語で知られる『伊勢物語』から「宇津の山路」の話に惹かれたのは、日本画家・今村紫紅です。紫紅は、草木がうっそうと茂る様子を筆でたたくように描いて、昼なお暗き山路を表わしました。こうした画家の演出が、物語の世界をより豊かなものとしています。
本展では、静岡県立美術館と佐野美術館のコレクションから、先の「宇津の山路」など約65点の物語絵を紹介し、筋書きと舞台背景をやさしくひも解きます。昔話の主人公たちに近づき共感する内に、生きる知恵を見出すこともあります。しばし日常を離れ、かれらの心の声に耳を傾けてみませんか。かつて人気を博した主人公たちが、今ここによみがえります。
木曜休館 午前10時〜午後5時(入館受付は午後4時半まで)
一般・大学生700円 小・中・高校生300円
※15名様以上の団体は2割引 ※土曜日は小中学生無料
主催 静岡県立美術館、佐野美術館、三島市、三島市教育委員会
後援 静岡県教育委員会
助成 三島信用金庫、(有)沼津しらゆり
協賛 伊豆箱根鉄道株式会社
■連続講座「県立美術館コレクションから」 終了しました
聴講無料
※連続講座3回すべて参加した方には、修了証書と4/5まで有効の招待券を1枚差し上げます。
第1回目「池大雅と江戸絵画」
日時:1月11日(月・祝) 14:00〜
講師:飯田真(静岡県立美術館学芸課長)
第2回目「近代日本画における物語」
日時:1月31日(日) 14:00〜
講師:石上充代(静岡県立美術館学芸員)
第3回目「狩野派の絵画を中心に」
日時:2月11日(木・祝) 14:00〜
講師:福士雄也(静岡県立美術館学芸員)
■ 解説ボランティアのギャラリートーク
日時:会期中毎週水・土・日曜日 11:00〜/14:00〜
会場:佐野美術館2F展示室
※申込不要・聴講無料・入館券をお求めの上、展示室入口にお集まりください。
■佐野美術館でお正月〜甘酒のサービス、初夢運だめしくじ引き行ないます!〜
日時:1月9日(土)・10(日)・11(月・祝) 10:00〜15:00 終了しました
会場:佐野美術館1Fロビー
※
甘酒がなくなりしだい終了します。
■慈雲会茶会 終了しました
日時:1月11日(月・祝)
席主:濃茶席=増田宗得(裏千家)、薄茶席=勝又宗勝(裏千家)
会場:隆泉苑(佐野美術館庭園内)
会費:7,000円
※要申込・先着順