富士を旅する―浮世絵を中心に
平成21年5月23日(土)−7月8日(水)
日本を象徴する山、富士山。日本人は古来より、この山の崇高な姿を信仰の対象として崇め、その端正な形を美術工芸品に表してきました。
江戸時代になると、街道や宿場が整備され、旅の途中で富士山を間近に見ることができるようになりました。また、富士山信仰の広まりとともに富士登山が流行し、登頂することで祈願成就を得ようと願う人々も増えてきました。こうして富士山は、遠くに崇めるものだけでなく、近くにあって親しみを感じる存在ともなりました。
富士山に寄せる人々の感覚の変化に一役買ったのが浮世絵でした。浮世絵には、東海道の名所や土地にまつわる物語などとともに、様々な富士山の姿が描かれ、富士山頂までの道のりを詳細に示した案内図が著されました。浮世絵の精緻な彫り技と鮮やかな摺り色は、それを手にした人の旅心を一層駆り立てました。
本展は、富士山に関する美術工芸品を多岐にわたり収集された、静岡市の故 服部和彦氏のコレクションの中から、浮世絵を中心に約50点を紹介いたします。
大胆な構図で富士をとらえた葛飾北斎、東海道の風情を叙情豊かに描いた歌川広重、富士の山塊に迫った歌川貞秀。ひととき江戸時代の旅人となって、富士をめでる旅をお愉しみください。
木曜休館 午前10時〜午後5時(入館受付は午後4時半まで)
一般・大学生900円 小・中・高校生500円
※15名様以上の団体は2割引 ※土曜日は小中学生無料
主催 佐野美術館・三島市・三島市教育委員会
後援 静岡県教育委員会
協賛 伊豆箱根鉄道株式会社
井上恒也「ハワイ島の胸黒」昭和48(1972)年
佐野美術館の所蔵品から「花」をテーマにした絵画・工芸作品を展示いたします。
■三泉茶会 終了しました
日時:5月23日(土)・24日(日)10:00〜15:00
席主:23日/渡邉妙子(当館館長) ・ 24日/河守宗勝(表千家)
■木版画をはがきに刷ってみよう 終了しました
日時:5月30日(土)・31日(日)10:00〜16:00
講師:前田光一(版画家)
さのびコレクションの花を生ける フラワーアレンジメントに挑戦 終了しました
日時:6月28日(日)10:00〜/14:00〜
講師:大澤秀子(フラワーコーディネーター)
※小中学生対象
■担当学芸員によるギャラリートーク 終了しました
日時:会期中の土曜日 14:00〜
※申込不要・聴講無料・入館券をお求めの上、展示室入口にお集まりください。
★特別企画★
イチロー選手作のお茶碗で、お茶を一服差し上げます
本展に際し、伊豆の作家をテーマに開催した、三泉茶会にて使用したお茶碗です。
シアトルマリナーズのイチロー選手が、伊豆の陶芸家のもとで作陶した一品で、背番号51が刻まれています。
6月12日(金)より6月30日(火)まで 毎日、10:30〜12:00
終了しました
1回1,000円(お菓子つき)
毎日先着10名
会場:佐野美術館1Fロビー
※混雑時はお待ちいただく場合がございます