展覧会の詳細

いつも、いっしょ。

岩合光昭写真展「いぬ」

平成25年7月6日(土)~平成25年8月25日(日)

「走ること、待つこと、従うこと」

自然の中で人間とともに生きる犬を、写真家・岩合光昭は「完璧な存在」といいます。人と犬の関係は古く、地球上、人の暮らしがある場所ではいつも犬が一緒でした。日本人と日本犬は、ともに約1万年を暮らしてきたといわれます。列島をうつろう四季のようなさりげなさで、長い間共に歩んできたのです。また、主人である人と犬とはよく似るともいいます。人が犬に似ていくのか、犬が人に似てくるのか、それとも似たもの同士がはじめから惹かれあうのか――。いずれにしても、人と犬の間には、歴史がはぐくんだ深く強い絆があるようです。
本展は、写真家・岩合光昭が40年に及ぶ写真家生活の中で追い続けてきた犬たちを一堂に集めました。堂々たる風格の柴犬をはじめとする、天然記念物の日本犬6犬種。それぞれに個性あふれる魅力をたたえた姿で愛犬家に人気の高い世界の犬たち。また、地球上のいたるところで街角に溶け込んで人と一緒に生きる犬や極地や大自然の中でたくましく生きる迫力に満ちた犬たちを、約120点の写真作品で余すことなくご紹介いたします。

入 館 料 一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円
※毎週土曜日は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜休館
主  催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、静岡新聞社・静岡放送
助  成 三島信用金庫
協  賛 オリンパスイメージング株式会社、株式会社堀内カラー、伊豆箱根鉄道株式会社
企画制作 株式会社クレヴィス

展示会構成

第1章 日本犬 天然記念物6犬種

日本犬とは、柴犬・紀州犬・四国犬・甲斐犬・秋田犬・北海道犬の6犬種を指します。日本の風土の中で育まれたりりしい犬たちの姿をご紹介します。

第2章 ドッグ・オブ・ザ・ワールド

世界には様々な犬種があります。一番小さいチワワから、とても大きなセント・バーナードまで、その数約800犬種あるといわれています。犬の世界は多様性にあふれています。

第3章 ヒトと暮らす

人と犬の間の深い絆は、長い歴史の中で育まれてきました。世界中のあらゆる場所で暮らす犬たち、街中で大自然で、人の暮らしによりそう姿に出会えます。