展覧会の詳細

祈りの形
古代から現代へ、人の心の在り方

—佐野美術館コレクションを中心に
平成24年9月1日(土)~平成24年9月30日(日)

「祈り」という行為は、古代の呪術的な表現からはじまり、神や仏への帰依によって、様々な形を生み出しました。本展覧会では、古鏡や土器、平安時代(12世紀)の大日如来坐像(重要文化財)をはじめとする仏像や仏画のほか、仏教芸術を荘厳するために発達した截金技法による現代作品など、当館の収蔵作品の中から時代やジャンルを超えて「祈りの形」をご紹介します。その中には皆さまからのリクエストの多い刀の作品も含まれます。古墳から出土した供献用の刀をはじめ、武器としての側面を強め、所有者のステイタスともなった日本刀の名品の数々をご覧ください。
数千年、数百年の時を越えて、今私達に守り伝えられた祈りの形を通して、先人の心に思いを馳せて頂ければと思います。

※木曜休館

入 館 料 一般・大学生700円 小・中・高校生300円
※毎週土曜日は小中学生無料
※9月17日(月・祝)敬老の日は65歳以上無料
※15名以上の団体は各2割引
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜休館
主  催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会
後  援 静岡県教育委員会
協  賛 伊豆箱根鉄道株式会社

主な出品作品

重要文化財 大日如来坐像 平安時代(12世紀)
国宝 薙刀 銘 備前国長船住人長光造(部分) 鎌倉時代(13世紀)
白隠慧鶴《蓮池観音図》 明和4年(1767)
江里佐代子 截金彩色八角筥《旋律の彩り》 平成13年(2001)