展覧会の詳細

佐野美術館創立50周年・三島市制75周年 記念

佐野美術館のおひなさま
大きな雛人形と小さな雛道具

平成29年2月25日(土)~平成29年4月2日(日)

女の子の健やかな成長を願っておこなわれる雛祭りは、平安時代の人形遊びなどに端を発し、江戸時代には雅な雛人形や細緻な蒔絵の雛道具を豪華に飾る形に発展しました。
恒例となりました「佐野美術館のおひなさま」展、今回は“大きな雛人形”と“小さな雛道具”を展示、多様な雛飾りをお楽しみいただきます。大きな雛人形は、江戸時代の名工・二代原舟月(はらしゅうげつ)作、高さ50センチ余りの内裏雛・五人囃子・随身の揃いを展示します。また雛道具研究家・川内由美子コレクションより、七澤(ななさわ)屋製を始めとする数千点にのぼる極小の雛飾りを展示します。
あわせて八丁堀の名物と謳(うた)われた仁杉(ひとすぎ)家旧蔵の雛飾り、家一軒より高価と伝わる大正時代の御殿飾り、江戸時代中期に流行した享保雛など、佐野美術館所蔵・寄託の雛人形と、御所人形、嵯峨人形など日本の人形を展示します。

入 館 料 一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円
※毎週土曜日小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜日
主  催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会
後  援 静岡県教育委員会、日本人形玩具学会
協  賛 伊豆箱根鉄道株式会社

同時展示

春を謳う―書画を中心に

平安貴族たちの祈りが込められた金砂子の装飾経、かな文字によって綴られた和歌や漢詩等を時代ごとに集めた手鑑、藤原定家や紫式部といった平安時代を代表する歌人や作家を描いた掛け軸など、うららかな春の季節に王朝の雅を感じさせる作品約10点を展示します。

主な出品作品
重要美術品《仏説阿弥陀経(装飾経)》平安時代(11~12世紀)
重要美術品《古新一覧手鑑》奈良~江戸時代(8~18世紀)
狩野栄信《定家卿春秋図》江戸時代(18~19世紀)