展覧会の詳細

佐野美術館でひな祭り

令和5年2月18日(土)~令和5年4月2日(日)

今年もひな祭りの季節がやってきました。佐野美術館の様々な雛をご紹介します。
涼やかな目許が印象深い享保(きょうほう)雛は、ほっそりと伸びた指先、左右に張った袖など、他の雛とはまったく違う魅力にあふれています。
江戸の名工原舟月(はらしゅうげつ)作と伝わる古今雛は、浮世絵から抜け出てきたかのような豪華な姿で、現在の雛の形はここから始まったといわれます。
檜皮葺(ひわだぶき)の屋根も見事な御殿飾りは大正時代の名品です。御所を精巧に模した建物は部材ひとつひとつを組み立てるいわば“ジャパニーズ・ドールハウス”です。
幼い表情が可愛らしいおぼこ雛は趣向を凝らした「変わり雛」のひとつで、はち切れんばかりの明るい顔立ちに思わず笑みを誘われます。
そして江戸八丁堀の名物と謳われた極小雛飾り。細緻な蒔絵の美しさは必見です。
春の一日、佐野美術館のひな祭りで優雅にお過ごしください。

入 館 料 一般・大学生1,100円 小・中・高校生550円
※土曜日は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜日(2月23日は開館)
主  催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会
後  援 静岡県教育委員会
協  賛 伊豆箱根鉄道株式会社

同時展示

近代の創作人形 / 墨彩の詩人 近藤浩一路のスケッチ

常設展示室の展示テーマ
お気に入りを誂えて
持主の趣向で誂えられた拵と刀剣をご紹介します。