展覧会の詳細

受贈記念 吉澤章 創作折り紙の世界

平成31年4月14日(日)~令和元年6月30日(日)

生き生きとした命を宿す鳥や動物、恐竜、そのいずれもが一枚の紙から生み出されました。吉澤章は折り紙を世界に「ORIGAMI」として広めた第一人者であり、生涯をかけてその表現の可能性を探求した創作折り紙作家です。花や虫など身近なモチーフをはじめ、人間の感情や折り線の面白さを追求した抽象表現など、手掛けたテーマは多岐にわたります。「作品は我が子同然」と語った吉澤の創作への情熱は、対象を深く理解し美の本質を形にした作品に息づいています。
近年寄贈された貴重な作品の他、当館初公開のモビールなど約600点の吉澤章が折り上げた世界をお楽しみください。

入 館 料 一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円
※毎週土曜日、5月5日(日・祝)は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜日(5月2日は開館)
主  催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、静岡新聞社・静岡放送
協  賛 伊豆箱根鉄道株式会社
協  力 国際折り紙研究会

プロフィール

吉澤章(よしざわ あきら)(1911~2005)
栃木県生まれ。4歳で折り紙に魅せられて以来、生涯を掛けて独自の折り紙を創り続ける。1955年のオランダ・アムステルダム市立美術館での個展をはじめ、世界に画期的な造形美術“ORIGAMI”を普及させる。

同時展示

常設展示室「英雄たちの愛刀」

歴史に名を残した英雄が愛した刀をご紹介します。

【出品作品】
・重要文化財 太刀 銘 豊後国行平作 鎌倉時代
・重要美術品 脇指 銘 相模国住人広光/康安二年十月日 〈号 火車切〉 南北朝時代
・短刀 無銘 正宗〈名物 小松正宗〉 鎌倉時代
・大笹穂槍 銘 藤原正真作〈号 蜻蛉切〉 室町時代 個人蔵
・刀 無銘 信国 室町時代 個人蔵