開催中の展覧会

REBORN 蘇る名刀

平成31年1月7日(月)~平成31年2月24日(日)

日本刀の輝きは、時代を超えて人々を魅了してきました。
しかし長い歴史の中で、大坂城落城、明暦の大火、関東大震災など、戦乱や天災に巻き込まれ、焼けただれ、鉄の塊となってしまった名刀も多くありました。
名刀と呼ばれる刀剣は、ある時は特別な霊力を秘める宝物であり、ある時は権力の象徴でした。それゆえ日本人は、焼き直しという手法で傷ついた刀剣に再び命を吹き込み、今日まで伝えてきました。現在では文化財保護の観点も視野に入れ、この試みが続けられています。
本展では約50件の刀剣をご紹介します。様々な困難をくぐり抜け、今また美しい光を取り戻した刀の物語です。

※会期中一部展示替えがあります。

主な出品作品
■重要文化財    刀子 平安時代 平泉町蔵
■重要文化財    吞口式打刀 平安時代 中尊寺金色院蔵
■重要文化財 刀 金象嵌銘 永禄三年五月十九日 義元討捕刻彼所持刀/織田尾張守信長〈名物 義元左文字〉 南北朝時代 建勲神社蔵[展示期間:2月1日(金)~2月24日(日)]

■脇指 銘 吉光〈名物 鯰尾藤四郎〉 鎌倉時代 徳川美術館蔵[展示期間:1月7日(月)~1月30日(水)]
■刀 無銘 光忠〈号 燭台切光忠〉 鎌倉時代 徳川ミュージアム蔵[展示期間:1月7日(月)~1月23日(水)]
■脇指 無銘 貞宗〈名物 獅子貞宗〉  鎌倉~南北朝時代 個人蔵
■刀 無銘 左〈名物 織田左文字〉 南北朝時代 彦根城博物館蔵
など、国宝・重要文化財6点を含む約50件

【三島市×刀剣乱舞-ONLINE-】
「三島市×刀剣乱舞-ONLINE-」コラボレーション企画情報ページ(外部リンク・別ウィンドウ)
コラボレーションに関するお問い合わせは三島市産業文化部文化振興課(TEL: 055-983-2756)まで。

入 館 料 一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円
※毎週土曜日は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜日
主  催 佐野美術館、文化庁、三島市、三島市教育委員会
後  援 静岡県教育委員会
助  成 三島信用金庫
協  賛 伊豆箱根鉄道株式会社

主な出品作品

太刀 銘 備前国助平 平安時代 日光東照宮宝物館蔵
短刀 銘 行光〈名物 不動行光〉 鎌倉時代 個人蔵
重要文化財 薙刀直シ刀 無銘 吉光〈名物 骨喰藤四郎〉 鎌倉時代 豊国神社蔵[展示期間:1月7日(月)~1月30日(水)]
短刀 銘 相州住正宗/嘉暦三年八月日〈名物 大坂長銘正宗〉 鎌倉時代 徳川美術館蔵  © 徳川美術館イメージアーカイブ/ DNPartcom

展示会構成

大坂城落城

脇指 銘 吉光〈名物 鯰尾藤四郎〉
鎌倉時代 徳川美術館蔵[展示期間:1月7日(月)~1月30日(水)]

大坂城は豊臣秀吉がおよそ15年をかけて築城した巨城であった。その間、秀吉は関白となり(天正13年)、関東・奥羽を平定し天下統一を成し遂げた。秀吉亡き後、徳川軍との最後の決戦・大坂夏の陣(慶長20年(1615)5月)によって焼き尽くされ、豊臣家は滅亡した。豊臣家の蔵刀を知るには「豊臣家腰物帳」がある。またこれとは別に、当代一の刀剣鑑賞眼をもつ本阿弥光徳が自らの手控えとして豊臣家などの刀剣押型を作成していた。さらに金工師・埋忠寿斎が光徳の手控えを写した寿斎本(慶長20年12月の奥書)があり、そこには「ヤ印」にて焼身刀剣の記録が加えられている。

明暦の大火

重要文化財 薙刀直シ刀 無銘 吉光〈名物 骨喰藤四郎〉
鎌倉時代 豊国神社蔵[展示期間:1月7日(月)~1月30日(水)]

明暦の大火は、振袖火事とも呼ばれる江戸時代における最大の火災である。明暦3年(1657)1月18日の午後2時頃、本郷丸山の本妙寺から出火。火災は強風を受けて燃え広がり、死者10万人ともいわれる大火災は江戸の6割を焼いたという。
江戸城西の丸は延焼を免れたが、本丸、二の丸、三の丸と燃え広がり、天守閣を含む大半が焼失した。

日光東照宮の火災

太刀 銘 備前国助平 平安時代 日光東照宮宝物館蔵

徳川家康の死(1616)の後、その御霊を祀る日光東照宮が造営されると、朝廷、徳川将軍家、大名などの参詣により、多くの奉納品が同宮に集まった。
文化9年大晦日(1813)の夜、宝蔵に延焼した火災は奉納品の大部分を焼いた。かろうじて救出された刀剣19口の他、焼身となった刀剣は186口に及んだ。その作者は、家康の御霊に捧げるに相応しく、菊一文字、久国、友成、正恒、国宗などの名工の名が並んでいる。
これらの焼身の刀剣はその後200年の間そのまま保管されてきたが、昭和58年(1983)から5年をかけて当時の人間国宝ら名工たちの協力のもと、14口が再刃された。

関東大震災

刀 無銘 左〈名物 織田左文字〉 南北朝時代 彦根城博物館蔵

大正12年(1923)9月1日、相模湾一帯を震源とするマグニチュード7.9以上と推定される巨大地震が発生した。死者・行方不明者は10万人を超え、建物の全壊・焼失は約30万棟といわれている。この時、多くの美術品もまた焼失した。
今回調査を進める中で、従来はこの震災で罹災したと思われていた刀剣が焼身の状態で保管されていること、またそのうちの数口は再刃されていることが分かった。本展では水戸徳川家、井伊家の刀剣を紹介する。

秋葉山の山火事

脇指 折返銘 後同田貫上野介 江戸時代 秋葉山本宮秋葉神社蔵

全国に数百社を数える秋葉神社の総本宮、秋葉山本宮秋葉神社。静岡県北西部、赤石山脈(南アルプス)の南端に位置し、古来「火防の神」として名高い。
昭和18年(1943)3月、秋葉神社の北西に隣接する峰之沢鉱山の失火を発端とした山火事は、周囲の山々を3日3晩にわたり焼き尽くした。源為朝、足利尊氏、武田信玄、豊臣秀吉など名だたる武将をはじめ、豪商、町人などの信仰者から献納された刀剣のほとんどが失われた。からくも救出された名刀は49口、後にうち3口が重要文化財に指定された。平成8年(1996)には、焼身の刀剣より3口が人間国宝 隅谷正峯によって再刃された。

時期不明の焼身

短刀 銘 行光〈名物 不動行光〉 鎌倉時代 個人蔵

大合戦や大火災の他にも、さまざまな理由で焼身となった刀剣があっただろう。現在その理由や時期は不明ながら、焼身となり再刃が施された刀剣を紹介する。

同時展示

柴田是真《沢瀉蒔絵印籠》 江戸時代 佐野美術館蔵

常設展示室「男の粋(いき)―装身具にみる」

精緻な技と美をお楽しみください。

【主な出品作品】
・柴田是真《沢瀉蒔絵印籠》 江戸時代(19世紀)
・《びく魚矢立》 明治時代(20世紀)
・《菖蒲革鈴虫金具腰差煙草入》 明治時代(19世紀)

チケットについて

前売券販売所(1月6日まで):一般・大学生750円  小・中・高校生400円

■佐野美術館(12月24日まで)
■セブン-イレブン/チケットぴあ各店(Pコード:769-343)
■ファミリーマート各店(CNプレイガイド[Famiポート]にて直接ご購入ください)

当日割引券発売所(展覧会会期中):各1割引

■伊豆箱根鉄道駿豆線各駅(原木駅、牧之郷駅を除く)
■セブン-イレブン/チケットぴあ各店(Pコード:769-343)
■ファミリーマート各店(CNプレイガイド[Famiポート]にて直接ご購入ください)

※各施設の休業日にご注意ください。