展覧会の詳細

鏨の華 ―光村コレクションの刀装具―

平成30年4月7日(土)~平成30年5月20日(日)

刀装具とは、刀剣外装「拵」(こしらえ)の金具です。江戸時代以降に装飾性が増し、驚くほどきらびやかで細密な作品がつくられました。

神戸に生まれた光村利藻(みつむら としも)[号 龍獅堂(りゅうしどう)]は刀装具の名品を集めた『鏨廼花(たがねのはな)』を刊行した明治時代の実業家です。港から海外にむけ大量に持ち出される刀装具を目にし、自らの資財をつぎ込み一大コレクションを築く一方で、断絶の危機にあった装剣金工の技術の継承にも心を配りました。単に作品の美を称えるためだけではない光村の幅広い活動により、刀装具への理解が深められました。

本展覧会では、現在根津美術館が所蔵する光村コレクションの刀装具を中心に、光村が魅せられた掌上の金属美をご紹介します。

※会期中一部展示替えがあります。

入 館 料 一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円
※毎週土曜日、5月5日(土・祝)は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
※本展チケット(有料)半券のご提示で、会期中2回目以降の入館料2割引
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜日(5月3日は開館)
主  催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会
助  成 株式会社ルーム・アシスト
協  賛 伊豆箱根鉄道株式会社

同時展示

常設展示室 近代の小彫刻

近代日本の彫刻界を牽引した作家たちの、小さな彫刻をご紹介します。
※展覧会の展示替え期間[4月2日(月)~4月6日(金)]は休館です。

【出品作品】
・竹内久一 菅公像
・竹内久一 兜
・竹内久一 勝利太刀
・竹内久一 古代正装文官像
・米原雲海 大黒天像
・吉田白嶺 鍾馗
・内藤伸 大宮人