展覧会の詳細

萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく

平成29年11月11日(土)~平成29年12月23日(土)

1969年に『ルルとミミ』でデビュー以降、『ポーの一族』や『トーマの心臓』など不朽の名作を生み、幅広いジャンルを手掛けてきた萩尾望都。大島弓子など同時期に人気を集めた漫画家らとともに「花の24年組」と呼ばれ、1970年代の少女漫画黄金期を築きました。

そうした中で1975年に発表された『11人いる!』は、従来の少女漫画では例をみない本格的SF作品として、その華麗なる登場が当時の漫画界に衝撃を与えます。以後、『百億の昼と千億の夜』(原作:光瀬龍)、『スター・レッド』、『銀の三角』、『マージナル』、『バルバラ異界』などの名作を世に送り出し、今も多くのファンを魅了してやみません。

本展覧会では、日本の少女漫画史におけるSFの黎明期を担った萩尾望都のカラーイラストレーション、コミック生原稿など、約400点のSF原画が大集合。惑星に魅入られた奇跡の漫画家・萩尾望都が描きだした星々が煌(きらめ)く、夢の展示空間が実現します!

入 館 料 一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円
※毎週土曜日は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜日(11月23日は開館)
主  催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、静岡新聞社・静岡放送
後  援 静岡県教育委員会
助  成 株式会社ルーム・アシスト
協  賛 伊豆箱根鉄道株式会社
協  力 株式会社河出書房新社

プロフィール

萩尾望都(はぎお もと)
1949年、福岡県大牟田市生まれ。1969年デビュー。
SF界では、星雲賞コミック部門で3度もの栄冠(1980年に『スター・レッド』、1983年に『銀の三角』、1985年に『X+Y』で受賞)という金字塔を打ち建て、2006年には『バルバラ異界』で日本SF大賞を受賞。
また2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章を受章、2017年に朝日賞を受賞している。

同時展示

常設展示室/刀にまつわる物語

9月9日(土)から12月23日(土・祝)まで、神代の時代、霊獣、仏の化身などの刀にまつわる物語とともに4件の作品を紹介します(11月6日~11月10日は展示替えのため休館)。

【出品作品】
・短刀 銘 神息
・太刀 銘 月山作(個人蔵)
・国宝 薙刀 銘 備前国長船住人長光造
・波に應龍紋(おうりゅうもん)蒔絵箱 後藤家揃金具より 倶利伽羅(くりから)文三所物